ビジョンとは、何だろうか。自分たちのありたい「未来の姿」、を視野に入れ、「自分たちはこうなりたい」と思うイメージを絵にすること。
ビジョンとは、何だろうか。自分たちのありたい「未来の姿」
を視野に入れ、「自分たちはこうなりたい」と思うイメージを絵にすることです。ビジョンが絵から飛び出すことができるようにすること。
壁に掛けられた社のビジョンはビジョンをつぶやきに壁から飛び出していますか? 日常、マネージャークラスがビジョを語り合うプロセスとっていますか。あなたはいかがですか。ビジョンが共感を受け、心がこもるように。
さて、こころにこもったままではなく、ビジョンが組織に浸透するにはどうすればいいのでしょうか。浸透させるため、するためメンバーの気持ちに入り込み、チームのビジョンをつくるファシリテーションスキルについてお話しします。むつかしいことありません。
「どんなビジョンがいいですか?」
漠然と「どんなビジョンがいいですか?」「二年後にどうなっていたいですか?」と問いかけても、なかなか意見は出てこない。普段からビジョンを頭に入れ、考えて仕事をする人は少ないから当たり前です。
引き出すための方法はいろいろあります、よく利用する方法を紹介します。
最近、各企業体、事業体の不祥事が多いですね、気になります。 経営者は、問題が起きるとコンプライアンス問題として敏感に反応しているようですが、日常に敏感さが足りない。リーダーシップと責任を認識し、ビジョンにかいてある要求事項がどうなっているかを見直し、再考が必要と感じます。
ステップ1
参加者のビジョン(理想の世界)を想像してもらいます、
1.参加者が社のビジョンに追加したいことは何
2.参加者が社のビジョンから削除したいものは何
それを参加者に言ってもらいます。
ステップ2
一人一人にポストイット書いてもらい、フリップ紙に張り出してもらいます。「追加(増)」は左側に、「削除(減)」は右側にと区分して貼ってもらいます。 増減により、参加者がビジョンをどのように考えているかわかります。ビジョンや夢って大きくなる、広がるは「増(+)」プラスなら、これは膨らむぞのイメージ。「減(-)」はビジョンはだんだんしぼむというイメージが作られます。プラスマイナスを使い整理することをおすすめします。
ステップ3
参加者全員がフリップチャートに張り付けたら、一人一人に張り付けた内容を説明してもらいます、それを見ながら、説明を聞きながらイメージを膨らまし、共有していきます。 その後、参加者全員でビジョンの増、減から共通するキーワードを抽出します。
ステップ4
キーワードを抽出したら、つながっていないキーワードを使い、ビジョンの文章にしていきます。まず一人一人が文章を作ります。
ステップ5
参加者のどれか一つをビジョンステートメントとして取り上げ、参加者の中から書記を選び、参加者から意見をもらって、増減、付加していきます。 みんなで参加により、未来性の豊かなビジョンが共有されていき、全員でビジョンに向かうことができます。
ビジョンは外部委託、一部社員のコンテストによるビジョンより、全員で作り上げたビジョンであれば変化する環境には適合します。社員の手で「共有回路」「共感回路」「協調回路」「共調回路」が作り上げられる。参加者たちが書いたり、語り合いながらビジョンを作るプロセスが必須です。
外部委託のビジョン、一部の社員のコンテストから生まれたビジョンは早くできますが、浸透は時間がかかります。
ステップ6
ビジョンづくりのコツは、 リフレーミング、「相手の立場に立つ」「相手を理解する」ことです。 つぎの寓話は、きっとご存知ですね。
三人のレンガ職人の話です。 「あなたたちは、何をしているんですか?」と聞いてみたところ、
一人目は「見りゃわかるだろう、レンガを積んでるのさ」と無愛想に答えた。
二人目は「壁だよ。レンガの壁をつくってんだよ」と、これも無愛想に応じた。
三人目は、「大聖堂をつくっているんだ」と誇らしげに明るい顔を向けた、という寓話である。
やっていることは同じだが、モチベーションが違う。自分の仕事を作業レベルで見る人と、ビジョンを見て仕事をする人の違いは大きい。この違いを少なく、小さくしていくことがビジョン共有には必要です。
ステップ7
ビジョンステートメントの成文を確認する。
ステップ8
ビジョンを共有する、ビジョンを認識する組織は、ビジョンづくりに時間をかけるがビジョンは浸透しやすい。重要なことは、組織活動の中にいつでもビジョンがある。みんなが徹底している、忘れないようにしている。忘れないようにするには、15分で十分、ビジョンを覚醒するためのスモールCHATミーティングを持ちましょう。短時間でも、全員で、自分の頭でビジョンを再考し話し合うことは、組織の深いレベルにいつでもビジョンの持続的な浸透を図ります。
Design Safety System
扉を開ければ未来は待っている