リスクマネジメント- ISO31000(抜粋)

Risk Management and Risk Analysis
リスクマネジメント-指針 ISO31000
リスク分析の前に、ISO 31000 リスクマネジメント 指針に目を通してください、リスクマネジメントは意思決定や目的の設定・達成、パフォーマンスの向上のために組織の価値を生み出し、その価値を人々が活用できるよう認識することが必要だとされています。
また、業種や規模を問わず、成功するか失敗するかは不確実であり、外部や内部の要因とその影響を受けると記されています。
リスクマネジメントは、
①戦略決定や目的達成に向け、十分な情報に基づいたリスク評価の判断を支援する。②組織ガバナンスやリーダーシップの一部として、全階層の組織マネジメントの基盤となり、マネジメントシステムの改善にも貢献する。③組織に関わるあらゆる活動でステークホルダーと関わり、人の行動や文化的要素を含む組織の内外の状況も考慮する。
ISO/IEC 31010-リスクアセスメント技法 for Design Safety System
リスク特定の方法には以下のようなものがあり、いずれかを実施する。
− 証拠に基づく方法として、チェックリストを使ったデータレビュー
− 系統的チームアプローチでは、専門家チームが体系的なプロセスに従い、組織の状況を特定しリスクを評価
− HAZOP(Hazard and Operability Studies)の帰納的推論法
− ブレーンストーミングやデルファイ法を含む技法
どの技法を使う場合でも、
①リスク特定では人的要因と組織的要因を適切に考慮すること。②予想される事態から外れないよう、“ハードウェア”や“ソフトウェア”の事象にも人的・組織的要因をリスク特定プロセスに含めること。
リスクアセスメントのプロセス
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技法にはさまざまな種類があり、特によく使われる技法は太字で表示されています。
ブレーンストーミング、 KJ法、構造化又は半構造化インタビュ、デルファイ法、チェックリスト、予備的ハザード分析(PHA)、HAZOP、ハザード分析及び必須管理点(HACCP)、環境リスクアセスメント、構造化“Whatif”技法(SWIFT)、シナリオ分析、事業影響度分析(BIA)、根本原因分析(RCA)、故障モード・影響解析(FMEA)、故障の木解析(FTA)、事象の木解析(ETA)、原因・結果分析、原因影響分析、防護層解析(LOPA)、決定木解析、蝶ネクタイ分析、信頼性重視保全(RCM Reliability-Centered Maintenance)、スニーク回路解析(SCA)、マルコフ解析、モンテカルロシミュレーション 、ベイズ統計及びベイズネット、FN曲線、リスク指標、リスクマトリックス、費用/便益分析(CBA)、多基準意思決定分析(MCDA)があります。
Design Safety System


