諸行無常(しょぎょうむじょう)とは”Impermanence of all things”
もういくつ寝るとお正月、あと少しで新年です。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。(流れが止まっている水面には、ぶくぶくと泡が浮かんできます。しかも大きな泡も、小さな泡も、生まれたかと思うと、すぐに消えていきます。)
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年の瀬にちょっと浮かんだ言葉、「諸行無常(しょぎょうむじょう)」、英語では、”Impermanence of all things”(万物の無常性です。この世のすべての存在や現象は永遠不変ではなく、常に変化し、生滅を繰り返すという仏教の根本思想です。
永続するものはない、すべては一時的で移り変わるものだ、という意味仏教の根本的な教えの一つで、世の中のすべてのもの(諸行)は、絶えず変化し続け、永久不変なものはない(無常)という意味です。形あるもの、ないもの、感情、そして私たち自身ですら、一瞬たりとも同じ状態を保つことはできず、すべてが移ろいゆくという真理を表します。
なんとなく安心しませんか。でもやはりリスク対処は必要ですね、ISO31000からの図を引用しています、念頭に置いてこの記事を読んでください。

いつまでもふくらんでいる泡なんて、見たことがありません。
「無常を観ずるは菩提心の一なり」(無常を見つめることは、幸せになりたいという心をおこす第一歩である)本当の幸せは限りなきリスクを見つめ、何か初めて気づき、一つひとつ解決した時だと思います。
以下文中の「あなた」を「社員の皆さま」に置き換えていただいて読んでも結構です。
“いつも時間がない、あなたにとって、今は何かが欠乏していることでなりたっていませんか?”
“運と迷信の経験学的統計により、”あくまでも偶然でgoodやbadがうまれていませんか?“
”今やっている仕事は予想どおり、まだまだ不合理で、チームもあなたも改善を加えないでやっていませんか?“
”部門が違えば、工場が変われば、職場が変われば、あなたにとって何か違って見える理由は?なんでしょうか?“
”あなたは言葉を交わし、言語をつかい、仲間の心を心を広くし、職場や世界に向けるように、宿場環境と相互反応し、相互啓発、相互創発してまいすか?“
”自分の知識・経験を過大評価して錯覚の世界に陥っていませんか?“
多くのことが生まれたのは、あなたのやる気度アップ、事故があると再生したなどなどはあなたが何気ない日々の行動をちょっと変えたのがきっかけです。良い習慣を身に着け、悪い習慣を断ち切ることで組織をかえることができます。
まだまだあなたは、さてこの先も、合理的で正しい選択をするには? モチベーションはどこからくるの?周りの人といい方向に一緒に進むには?直観を正しく使う方法?自分自身のしばり方?命令・指示しないで人がうごくには? きっとこれらの答えは周りの支援から出てきます。
“ちっとwhat ifしてみてください。「地球にいるすべての人がくっつきあってジャンプし、全員同時に地面におりたら、どんなことがおきるか?”
問題解決の最強ツールはモノゴトをプログラミング的に思考アルゴリズムを使う、
経験豊富でなく、天才でもなく、リーダー的才能に富んでいなくても課題を切り抜け、日々の作業や仕事を楽にする秘訣を体得することが出来ます。
問題解決の四つの思考領域、
①現状把握のプロセス ②原因究明のプロセス ③意思決定のプロセス ④リスク対応 これらの四つのプロセスを仲間とディベート・ディスカッションをしながら全員参加で議論のルールに従って思考する。
このプロセスが課題解決をする時のフィールド調査に役立ち、フィールド調査後に効果的な解析・支援が出来、後にチーム組織のメンバーが自由に意見を言える、言い合える、聞ける、自分の考えや感情を表現できるオープンな心理的安全性ある雰囲気を生み出します、作り出します。
リーダーが一緒ななってチームの疑問を取り除くことは、「諸行無常」の変わりゆく時代に安全安心な、みんなの幸福(Well-being)を持続させます。
心理的安全性(Psychological safety)の『幸福』は個人個人の『主観的』なものであり、育った環境、教育された環境、勤めた組織の環境等々の多様性があります、それを定量的な数字で表すことはできません。そこで定性的に進める「e-learning, online audible training」, 「face to face workshop/seminar」を展開し、組織が安全度を評価することに『取り組む』『活用する』ことをする。チーム組織のメンバーが自由に意見を言える、言い合い、自分の考えや感情を表現しやすいオープンな「e-learning, online audible training」, 「face to face workshop/seminar」の場をにチームメンバーの知識・経験を入れていくことそして褒め合うことです。
さて
Robert I. Sutton and Huggy Raoの、記事、『The Friction Project(フリクション・プロジェクト)』、は組織変革について考えることとなりました。時には本っていいものですね。今日はこの記事の内容は深く触れません。がリーダーシップ論、リスクマネジメント、DX心理的安全性(Psychological safety)等々に取り組んでいる方もいらっしゃると思います。
本の内容は、組織内の「摩擦(Friction)」に焦点を当てています。組織内の摩擦は、何かを成し遂げるのを困難にする、複雑にする、不可能にする力となってしまう。しかし、ちょっとした一部の摩擦は非常に有用なんです。
例えば自動車のタイヤと地面との摩擦は有効というよりは車が動くには摩擦ゼロでは車は動きません。
職場の効率を向上させようとする人(リーダー)は、つい摩擦を取り去ろうとして事態を悪化させてしまうことがあります。
『The Friction Project』は「Friction Fixer(摩擦を解消し修復者)」になるには、チームや組織が人々の情熱を無駄にしない、物事への創造性と生産性を抑制しない、資金や貴重なリソースを浪費しないようにすることが必要ですと書いています。
具体的には、①Friction Fixer(摩擦修復者)としての思考と行動方法、②組織的に悪い摩擦を回避、修復する方法、③摩擦を良い方向にして維持、使って導入する方法
一般的な有害な摩擦には、有害な摩擦の原因と解決をするには、問題をじっくり診断し、じっくり修復することです。リーダークラスの人々が真摯にこのような対処を受け入れると、Well-beingな場所、世界になってきます。
Friction Fixer(摩擦修復者)の思考方法
Friction Fixerは、組織内の問題を特定し、解決する思考方法のいくつかを以下に紹介します。
- 問題の認識と診断:
組織内の①摩擦を特定し、②問題を正確に診断するには原因を理解します。③問題把握を正確にするには、共感と視点の多様性が重要です。④組織の人々の視点を理解し、共感し、問題の本質をつかんでいきます。そして⑤アイデアは組織内の異なるバックグラウンドの人や様々な経験を持つ人々と協力して、多様なアイデアを収集します。 - 解決策の探求:
①問題を解決するためのアプローチを考えます。ここには、②既存のプロセスの改善、③コミュニケーションの改善、④リソースの最適化などが含まれます。 - 実行とフィードバック:
①提案された解決策を実行し、その後フォローアップし、②結果を評価します。③フィードバックを受け入れ、④必要に応じた修正を加えます。
問題解決にはチームメンバーや同僚と協力してコミュニケーションを円滑にし、共同作業を促進することが欠かせません。
- 持続的な改善:
摩擦を修復するだけでなく、①持続的な改善を目指し,②組織文化を変革する、DNAは同じでも、さなぎから芋虫、そして蝶になる変革過程がとっても大事です。
次は行動実践です、
Friction Fixerとしての行動方法
以下に示します
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問題の特定と分析:
組織内の問題や摩擦を特定するには、
①“問題はこういうことが今起きている”の認識程度ではなく、②多くの問題から「特定と分析」をする、と、“これとこれが問題だ”と特定・分析・認識する、さらに③“これも問題だ、真因ではないか”と状況の認識が深くなる。④問題の特定分析には多くのステップと時間が必要です。⑤場におけるコミュニケーションの問題、プロセスのバリヤーの問題、障害、人々の衝突などの解決が含まれます。⑥問題の原因を分析し、根本的な要因を理解します。(問題解決はまるでFTA世界)
他の人々の視点、理解、認識を理解し、共有することは問題の本質把握につながってきます。さらに異なるバックグラウンドや経験を持つ人々とのグッド・コミュニケーションで協力しあうプロセスで本質を収集します。
根本原因解決策の提案、および本質改革の提案と実行:
問題を解決するためのアプローチを考えます。①既存のプロセスの改善、②コミュニケーションの改善、③リソースの最適化が含まれます。④提案された解決策を実行し、④結果を評価します。
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持続的な根本改善と本質改革と常に学習:
摩擦を修復するだけでなく、持続的な改善を目指し、問題の再発を防ぐために、組織文化を変革し、継続的に学びを繰り返す学習をして25年くらい前から言われているLearning Companyに突き進みます。
- チームとの協力の実施
コミュニケーションを円滑にし、共同作業を促進し、フィードバックをフィードフォワードし必要に応じた修復、修正をします。
Let us do Non stopping cyclic PDCA and spilling up.(止まることなくPDCAを回し、波及させていきましょう。) Cyclic PDCA(PDCAのPの中にPDCA、Dの中にPDCA,Cの中にPDCA,AのなかにPDCA)を廻し問題解決のプロセスを改善し、より効果が出るように努力します。組織内で効果的に問題を解決し、チームの健康と生産性を向上させる役割を果たします。
まだ、職場に残っている複雑さ、非効率さ、などなどに悩んでいませんか、すべての行動に目的があり、すべてのプロセスが有効に効率的に回り続け、チームは会社の理念、ビジョンの実現を目指していますよね。
目標:
- リーダーシップスキルを強化する: ポジティブな摩擦を受け入れながら、有害な摩擦を特定して排除する。気兼ねなく意見が言える、Psychological safetyを作りあげます。
- チームの効率を高める: 実践的な演習を適用してプロセスを合理化し、コラボレーションを促進します。
- 組織の変化を促す: チームの共感を呼び、組織の目標と一致する行動計画を実施します。
理論だけでなく、3現主義に基づき日常の仕事と生活ができる実践的なステップも見つけましょう。
すぐに新年がスタートします、あなたが経験ある幹部、新進気鋭のマネージャーを作りだし、リーダークラス、チームに変化をもたらし、効果的な「Friction Fixer(摩擦修復者)」、「問題解決者」を目指しましょう。
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