Design Safety System

システムセーフティ作業のドキュメント化

（MIL-STD-882D)

システムセーフティ作業のドキュメント化は、システムの全ライフサイクルを通じてハザードを特定し評価して軽減し抑制するために、または残留災害リスクを一定の容認できるレベルまで減じるために、計画した業務、システムセーフティ·マネジメントおよびエンジニアリング活動を記述すること。

 

次の事項を記述:
①システムセーフティ·プログラムおよび関連するシステムセーフティ作業/活動の適用範囲を記述すること。また、システムセーフティ·プログラムの主要なMilestoneを明確に定めておく。これらを重要なマイルストーン（主要管理点）、プログラムの構成要素に関する責任、必要な入力情報と得られた情報とを関連付ける
②システムセーフティ·マネジメントおよびシステムセーフティ·エンジニアリングの安全業務および活動を記載する。システムセーフティとプログラムのほかの機能要素間との関係を記述すること。システムセーフティに適用することができるほかのプログラムの要求事項と業務、およびそれらが規定されている場合は、引用文献をリスト化すること。システムセーフティに影響する業務責任がある他の部署と、それらの業務の検討と承認に関する権限を含め、システムセーフティ·マネジメントとエンジニアリングとの組織上の関係を記載すること
③ハザードとハザード要因とその影響に対する定性的または定量的な評価に使用した分析の技法とフォーマットを記述すること
④マネジメント上の意思決定のプロセスを記述すること(安全要求容認できないリスクについて決定するプロセス、決定事項に対する不履行時のルール、問題の発生時の周知プロセス）残留災害リスクの正式な承認・容認の実施したか否か、についてドキュメント化すること
⑤災害リスク評価の手順に関して、次の事項を含め記載すること。
一災害の大きさのカテゴリ
一災害発生確率レベル
ーシステムセーフテイ·プログラムの安全要求事項を適たすために従うべき設計の優先順位
⑥システムセーフティに関する解決法および措置が、解決権限を有するプログラムマネジメントレベルでいかにされるかを記載すること
⑦安全が十分に得られることの確認をする検証（例、試験、分析、検査）の要求事項を記述すること。ソフトウェア、安全装置または、特別な安全特性（安全および緊急廃棄手順の提供）の要求事項に関する認証要求事項を明確にすること
⑧プログラムマネジャーへの通知を含め、災害または問題発生の通知、調査、およびプログラムに関する通知方法を明記すること
⑨経験したハザード、災害、および安全上の教訓、データの収集および処理の手順を記述すること。システムのハザードの記録の展開、更新の記載を含めること
⑩ユーザーに残留リスクとその関連ハザードが、どのような影響を与えるかを記述すること

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