哲学的思考:Beginning with philosophical thinking to Field Risk Management for Safety 

 

【追記】 2026年3月3日:哲学的思考の具体的なパターンの情報と展開ステップを追加しました。
公開済みサイトhttps://wp.me/pglP3s-uj

哲学的思考パターン

 物事の「本質」「根本原理」を問い、前提を疑い、論理的に、批判的に深掘りする。「なぜ?」「それは本当か?」と、常識や概念を疑い、具体的な事象に存在する普遍的な原理を探るアプローチを指します。

私たちが求めているものは、Risk Management 労働災害(ケガ)ゼロを完全達成しPsychological safetyあるWell-being環境を生み出すことです。

リスクマネジメントの大航海(日常の土壌 / 組織の風土)

ウェルビーイングを「育てる現場」は海だ!

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。 

私たちに「執着を捨て、いまこの時を大切に生きること」を教えてくれる古典的な鴨長明の文です。

 

具体的な哲学的思考のパターンの特徴:

「なぜ・何のために」の根本的問い(本質追及)、些末な事象に囚われず、物事の根幹にある意味や存在意義を探求する。

①前提の疑い(クリティカルシンキング):

常識や当たり前とされていることに対し、「本当にそうか?」と疑問、評価、検証する。

②問いの再設定:

「生きる意味とは何か」といった問いに答えがすぐ出ない時は、「生きている意味をどんな時に感じますか?」、建設的な問いへ置き換える。

③多角的な視点・抽象化:

個別の事例を一般化、抽象化し、他の事象にも当てはまる根本法則を見つけ出す。

「個別の事例から共通点を見出し、普遍的な法則を導き出す」というプロセスは、ビジネスや学問において「具体と抽象の往復」する非常に強力な思考スキルです。このプロセスを体系的に行うための4つのステップを解説します、
💡 ポイント:
抽象化しすぎると「人間はいつか死ぬ」のように当たり前すぎて役に立たない言葉(死んだ抽象)になります。「ある場面で使ったときに、具体的なアクションに繋がるかどうか」を意識するのがコツです。
ステップ1.
個別事例の「要素分解」をします。
まずは、目の前にある具体的な事象をバラバラに分解します。単に眺めるのではなく、「何が起きているのか(変数)」を書き出します。
      • 属性: 誰が、どこで、何を?
      • 構造: どのような順番で、何と何が組み合わさっているか?
      • 関係性: 原因と結果(因果関係)はどうなっているか?
ステップ2.
「Why」の深掘り最低5回のナゼFive Whys 
「なぜそうなったのか?」を繰り返します。ナゼ、なぜのプロセスで表面的な現象(枝葉)を削ぎ落とし、その事象を成立させている「核心(根本)」を探ります。
ステップ3.
メタ化(タグ付けとパターンの抽出)
抽出した核心部分に「名前」をつけます。これをメタ化(概念化)と呼びます。
      • 共通項の発見: 全く異なるジャンルのAとBを並べ、「要するにこれは〇〇ということ?」と言語化します。
      • 法則化: 「a がbになると、c という反応が起きる」のような形にします。
ステップ4.
転用(アナロジー思考)
見つけた法則(左枠)を、別の分野(右枠)に当てはめてみます。以下は事例です。
抽象化された法則 別の分野への当てはめ(転用)
「希少性が価値を生む」 高級ブランド品、期間限定の採用枠、不登校の心理学
「サンクコスト(埋没費用)の呪縛」 辞められないギャンブル、不採算事業の継続、積読、読みかけの本
「ボトルネックの解消」 工場の生産ライン、Webサイトの離脱率、個人の学習効率

多角的な視点・抽象化を習得の思考とレーニング:

日常以下の問いを自分に投げかけてみてください。

    1. 「要するに、どういうこと?」(一言でまとめる)
    2. 「これと似ている構造のものは他にない?」(共通点探し)
    3. 「もし条件を1つ変えたら、この法則は崩れる?」(境界線の確認)

④矛盾の許容と深い理解:

すぐに結論を急がず、相反する意見や矛盾する要素を抱えながら、深層まで思考を続ける。

⑤一人称の視点:

「世間は」ではなく「私はどう考えるか」という自らの経験を基にした真理を探究する。

①~⑤の思考法は、ビジネスにおける本質的な課題解決(イノベーション)や、複雑な状況下での倫理的な意思決定に役立ちます。

リスクマネジメントに関する動画です

私たちが求めているものは、Risk Management によって労働災害(ケガ)ゼロを完全に達成し、Psychological safetyあるWell-being環境を生み出すことです。
動画の中で「安全はもちろん職場の災害(ケガ)」ですが、現場は製造、生産の職場だけでなく、「現場」をより広く、人間中心の視点で捉えてください。現場には物理的な「相互作用」が起きているだけではなく、心理的な「相互作用」が起きています。

 動画で使っている『Field Risk Management』の「フィールド(現場)」は、単なる物理的な「現場」ではなく、人間関係による力学的な影響が交錯する「場」という意味合いを持っています。そこには「心理的安全性(Psycholigical safety)が求められるフィールド」というニュアンスも含まれています。さらに、ウェルビーイング(Well-being)を「育てる」という視点から見ると、安全文化はまるで植物のように育てられていくものと捉えることができます。そのように考えると、「現場」は単なる作業空間ではなく、ウェルビーイングという植物を育む「土壌」としてのイメージを持つことができます。


 

 

 

💡ISO31000 リスクマネジメントのポイント

 

組織をうまく運営するための土台であり、ガバナンスやリーダーシップの一部として、あらゆるレベルのマネジメントに欠かせないものです。組織のすべての活動に関わっていて、まさに“見えない背骨”です。

このリスクマネジメントは、Figure – Principles, framework anf process、「原則」「枠組み」「プロセス」という3つの要素は必須で、3要素に基づいて進めないと組織機能不全に陥ります。

この仕組みは、すでに組織の中に一部取り入れられていますか? より効果的で一貫性のある運用を目指すには、定期的に見直したり、改善したりすることが大切です。