見てみぬふりをしていませんか、可能な持続型社会
見てみぬふりをしていませんか。そんな環境をよくするためにどうすればいいのでしょうか。
この問いに答えるには、まず見てみぬふりのは何か、なぜかを明らかにする必要があります。見てみぬふりをするのは、自分や社会にとって重要だが、その解決が面倒だったり難しかったりする、だから無視したり避けたりすることです。例えば、環境問題や人権問題などはそれに当たります。
” 見てみぬふり” の課題解決に立ち向かうための教育は、そうした課題に目を向け、分析し、行動する能力や意欲を育む今までの教育を見直す、あたらしく教育教材を開発することだと言えるでしょう。
どのような教育がそのような能力や意欲を育むのでしょうか。
周りのことを考え、どのように立ち向かうか、まず、それに立ち向かう前に現在の状況を立ち止まり確認しなければならない。
現在の状況を確認するということは、
- 自分がどのような価値観や思考パターンを持っているか
- 自分がどのような社会的・歴史的・文化的な背景から育ってきたか、
- 自分がどのような情報を社会(会社、役所、学校など)から得ているか、
- その情報(源)やメディアに影響されているか、
と自己分析することが必要です。さらに、自分以外の人々や集団が、
- どのような価値観や思考パターンを持っているか、
- どのような社会的・歴史的・文化的な背景を経験しているか
と他者分析することも必要です。そしていいコミュニケーションをすることです。例えば、” チョット気になったことあるんだけど、教えてくれない” のような声の掛け合いです。このように自分と他者の立場や視点を理解し、相互に対話することで、見てみぬふりの課題に対する多様な知識や意見を得ることができます。
知識や意見だけでは解決には至らないことが多いと思います。
知識や意見をもとに、具体的な解決策や行動計画を立てることが必要、その際は、論理的思考力や創造的思考力が求められます。
- 論理的思考力とは、事実と仮説を区別し、根拠や論証を用いて正しく推論する能力。
- 創造的思考力とは、既存の枠組みや常識にとらわれず、新しいアイデアや方法を発想する能力。
これらの思考力を鍛えるためには、様々な分野や領域の知識や経験を積むことが重要です。時間がかかりすぎませんか、と言いたいでしょう。また、チームと協働して問題解決に取り組むことも有効です。これも時間がかかりすぎませんか、と言いたいでしょう。組織は過去も未来も変わらず時間がかかることを求めています。これはこれは何ともならないなと言いたいでしょう。
見てみぬふりの課題を解決する教育ってなんだろうか。どのように立ち向かうか、まずはその立ち向かう前に現在の状況を立ち止まり確認しなければならないことって。再度問い直します。
皆さんは、どんな問題の課題解決に関心がありますか。
私は、まずそれぞれの問題に関心を持ち、例えば、職場環境、人間関係、コミュニケーションに関する問題に対し、それぞれの責任と役割を理解し、そこに参加する人が態度変容をし、問題解決のための能力を育てることだと思っています。それらのマテリアルを開発することです。そしてさらにそれらの教育開発を持続していかなければなりません。教育は多くの環境問題を解決し、問題解決をするためです。いいコミュニケーションをすることです。自分と他者の立場や視点を理解し、相互に対話することで、見てみぬふりの課題に対する多くの人から多様な知識や意見を得ることです。
「知恵は文殊の集まり」、「三人寄れば文殊の知恵」
仏教の教えの一つで、文殊菩薩が知恵の神様とされることから、知恵は文殊菩薩が集めているという意味です。文殊菩薩は、智慧を司る菩薩であり、学問や芸術、哲学などの分野において、人々に知恵を授ける存在とされています。また、文殊菩薩は、仏教において最高の智慧を持つとされ、その智慧を求める修行者たちにとっては、重要な存在となっています。
持続可能な社会
持続可能な社会は、今の世代の要求に合い、要求を満たす教育を開発する、その開発をしている世代が将来、自らの要求を充たす可能性を得られるように周りが配慮する、気遣うことです。
このような持続可能な社会・会社・組織を作り上げるために、経済が開発・発展し、社会が開発・発展し、環境が保全され続けている、3つが相互に補強しあうことが必要です。そして歴史的には、1992年にリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議」で「持続可能な開発」の概念が提唱されています、さらにSDGsは、2015年9月25日に国連総会で採択された、持続可能な開発のための17の国際目標である。2030年までに達成することが目標です。
教育が持続するために必要なことは何でしょうか。
1.基礎的・基本的な知識や技能を確実に身に付けること。
「確かな学力」を養うことにつながります。学力は、知識や技能だけではなく、自ら学び自ら考える力・思考力・判断力・表現力・コミュニケーション力などです。これらの力は、複雑化・多様化する社会環境問題に対応し、主体的・創造的になるために必要不可欠です。
2.自分自身や他者・チームメンバー・社会や自然との関わり方を見直すこと。
これは、「豊かな人間性」を育てることにつながります。人間性は、自分自身やチームメンバー・社会・自然を尊重し思いやる心、感動する心、美意識、倫理観、道徳観が含まれます。これらは、持続可能な社会には欠くことができないものです。
3.学校だけではなく地域で相互啓発することを気付かせる。
でも、現在の学校教育は、上述2.が十分に実施されているとは言えない。学力低下や学習意欲の減退、規範意識や体力の低下など、子どもたちを取り巻く様々な課題が指摘されています。国際的な学力調査は、日本の子どもたちは知識や技能は高いが、読解力や記述式問題に弱く、自ら学び自ら考える力が不足していることが明らかになっています。
さらに、「生きる力」を育成するためには、教育が有効であると感じます、教育は子どもたちに学ぶ機会を提供し、学ぶ姿勢や技能を仲間と一緒に養います、そして「生きる力」の各要素を統合的に培うことを手伝います。
最後に会社での教育は、「持続可能な組織の開発」という視点から地球社会全体の問題解決につながります。また社員の皆さま、関係者に目を向けさせることは、大きくつながっている世界の国の人々とお互いに相互啓発し合い価値を高めることをします。
連休明けチャレンジ!!!!