Are you using the word “establishment” without thinking?
「確立」という言葉をよく使いませんか?
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”そんなことしても絶対に成功の確率は低いよ、そう思わない?“ では確立を、説明できるかなと思い調べるかと、「確立」とは?とAIにプロンプトしました。ここで、質問とはいわないで、”プロンプト“と言うのはなぜ? それは、「コマンド(command)」でコンピューター端末に入力し、コンピューターに動作するように促すことが、プロンプトとあり、コンピューターはそのプロンプト(命令)に従って実行します……….
さて、興味深い言語に関する本を見つけました、以下に一部を紹介します。
言語は何の役に立つのだろうか
“”言語-究極の人工物 10·1 言葉がもつ力
(早川文庫 現れる存在(Being There) アンディー・クラーク 2022.07.22引用)
言語は何の役に立つのだろうか。一般的でわかりやすい答えがある。間違いではないが少し誤解を招きやすい、答えは、言語は考えを伝える助けになる。言葉を使うことで、私たちが知っている物や事によって人々への利益を供与し、他人が知っているいろいろな物や事によって私たちが利益を得ることを可能にする。
これは確かに真実で、私たちのもつ非常に特殊な認知的成功の源がどこにあるのかを示している。しかし、コミュニケーションの媒体として言語をみなしすぎると、……(略)…重要な役割が隠されてしまう。それは、言語の役割がさまざまな問題解決の道具であること。たとえばハサミのような使い馴れた道具、道具は多くの場合二重に適応をしている。使う人と仕事、業務に二重に適合している。ハサミの形は人間の手の形と操作能力に非常によく適合している。その一方で、この人工物であるハサミを使えば、
人間に生まれつき備わっていない独特の力や能力が授かる。紙や布をきれいにまっすぐ切る能力や、キャップを開ける能力も手に入る。
さまざまな意味で究極の人工物である言語は、私たちのコミュニケーション力を上げ、それによって私たちは難解で重要なタスクを、人間の脳に沿ったフォーマットに作り変えることができる。……(略)……、最後に人間の思考と言語(道具)の密接な関係はひとの興味深い謎を残すことになる。謎は、「どこまでが使い手」で、「どこからが道具」かを、決める微妙な問題があるからである。“”
AIの「確立する」とは?Promptへの実行結果:
“物事の基礎や内容をしっかりと打ち立て、確固不動のものとすることを意味し、既に存在するものに対して、その制度や方針をさらに揺るぎないものにしたり、ある状態を安定した、確実なものにすることを指します。”とありました。
でもイマイチよくわかりません、なぜって? このAIの実行結果には、見たり、読んだり、聞いたり、書いたりする単語があります。“物事って何ですか?答えてください”、と言われると、さらに下のような?これも聞かれたらどう答えよう、説明しようかな?と多く自分への質問が出てきます。
それらは、物事とは何? 確固とは何? 不動とは何? 存在とは何? 制度? 揺るぎない? 安定? 確実なものって何? 広辞苑で調べてみると、
“物事とは:「物と事」、また「いろいろな物や事柄」を意味する名詞です。具体的には、物理的に存在する「物」と、抽象的な「事」、それらをまとめた全体を指します、とある。
確固とは:しっかりとしていて動かないこと、または、確かなさまを意味します、とある。
不動とは:「動かないこと、揺るがないこと」、「他からの力で動かされないこと、変化しないこと」、そして「仏教の不動明王の略称」といった意味を示します、とある。
存在とは:「他の何かに依存することなく、それ自体としてあるもの」や、「もの(人間)にとって、まず現実としてあるもの」、また「実存」「実在」などを指す包括的な概念です、とある。
制度とは:国家や団体を運営する上で、法律や規則によって定められたり、社会的に継続的に認められ、実施されたりする決まりごとを指します、とある。
揺るぎない:ぐらぐらと揺れ動かず、動揺しない様子を指す形容詞で、具体的には、確固としていて不動であり、不確実な要素が一切ない状態や、物事が安定して変わることがないさまを表します、とある。
安定しているとは:物事が落ち着いていて、激しい変動や変化がない状態にあること」、または「そのような状態にすること」です、とある。
確実なものとは:「確かなこと。間違いのないこと。また、そのさま」を意味します、とある。
辞書チェックは、ここまでとします。
OHSマネジメントシステムの確立について説明します。
OHSマネジメントシステムの確立
(1) OH&Sマネジメント·システムの確立
(a)安全プログラム
プラント、装置などの機械類の施工、試運転および運用時における労働災害を防止するには、施工、試運転および運用時に潜在的に存在するハザード、および作業に伴って生じるハザードを予見可能な限り系統立てて特定し、そのリスクを評価することにより、ハザードを除去あるいは軽減して、リスクの最小化を図らなければならない。
米国ではOSHAおよびDOE(エネルギー省)は、労働災害リスクを除去軽減するマネジメントである安全プログラムの策定と運用を事業者に課している。
(b)セーフティ·カルチャー
一般に産業機械の安全の確保は、設計段階から運転保全段階に至るまでの全ライフサイクルに関わる課題であるため、組織のすべての部門と関係者が一定の理念の下に業務活動を展開しない限り難しい。
組織に属する集団と個人が、組織の安全マネジメントに対する責任と関与を決意させる価値観、姿勢、知覚、能力および行動様式の所産がセーフティ·カルチャーである。セーフティ·カルチャーを、組織内のすべての部門と人に根付かせるためには、安全確保に関わる業務活動についての経営理念を述べた基本方針である「安全ポリシー」の策定が必要となる。当該組織と人に安全ポリシーを浸透させることにより、安全確保に関わる企業文化であるセーフティ·カルチャーが組織内に創造され定着する。
米国連邦政府のOSHA、DOE(エネルギー省)およびNSC(National Safety Council)が、それぞれ安全ポリシーのガイドラインを発行し、事業者に安全ポリシーを策定し、安全マネジメントを確立し運用することを求めている。特にDOEは、安全ポリシーを経営上の最高レベルのマネジメントであると位置付けている。
セーフティー・カルチャーの形成
セーフティー・カルチャーの形成は、単に安全規則を整備するだけでなく、日常的な業務の中で全従業員が積極的に安全行動を実践し、相互に声を掛け合う風土の醸成が重要である。また、リーダーシップを持つ管理職が率先して安全意識を示すことで、組織全体への定着がより効果的に進みます。
セーフティー・カルチャーの確立に必要な安全マネジメント | |
セーフティー·カルチャーの確立: | 安全を第一とする経営志向の企業文化の確立 |
安全ポリシーの策定: | セーフティー·カルチャーを全社全組織と人に根付かせるため、経営幹部による安全ポリシーの策定 |
実施要綱の作成: | 安全ポリシーに基づく安全プログラムの策定および安全確保に関わる組職と人の責任と権限の明確化 |
安全関連ドキュメントの作成: | 安全プログラムに基づく安全プログラムドキュメントの作成 |
安全プログラムの運用: | 安全プログラムに基づく業務展開 |
緊急事態対応プランの策定: | 事故発生時の緊急事態対応プランの策定 |
事故の調査分析および記録: | 事故発生時の調査分析および記録の作成と保管
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トレーニングおよび監査の実施:
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安全プログラムに基づく安全確保のためのトレーニング
および監査の実施 |
(c)安全ポリシーの策定
欧米社会においては、安全ポリシーを組織の内外に表明することは、経営トップが安全な製品を市場に提供するという事業者としての社会的責任を自覚しているか否かの証とされます。
したがって製品安全ポリシーは、経営トップあるいは役員会が作成し承認すべきものである。製品の製造、販売に的を絞った安全ポリシーに盛り込むべき具体的記載事項の例およびその事例を下に示す。
(2)設計業務に視点を置いた安全プログラム
プラントの全ライフサイクルにおける安全確保は、設計段階におけるリスク低減のためのプロセス危険分析に基づく安全設計防護策こそが、その基本をなすとしています。この安全思想に基づく“Safety through design”の視点からの安全プログラムの策定と運用を求めているのが、MIL-STD-882C のシステムセーフティ·プログラム(System safety program)です。
(3)施工·運用段階に視点を置いた安全プログラム
プラント、装置、機械などの施工段階、試運転段階および運用段階において、EPCコントラクターあるいはプラントオーナーが策定し運用すべき安全プログラムは、OSHA § 1926.65 Appendix Cが規定しているOS&Hプログラム(Occupational Safety and Health Program)がその代表的なものです。
(a) OS&H プログラムのための安全ポリシーの策定
プラント類の工事現場あるいは運用している段階、OS&H プログラムを運用する時に策定する、策定すべき安全ポリシーに、下記事項を記載すべきとあります。
ポリシーに記載が要求されている事項
①事業責任者のポリシー
②プログラムの実施責任者
③プログラムの目標
④現場の S&H に関する Supervisor または Manager および Staffの役割
上記規定に基づく一般的なポリシー記載事項
・当該プロジェクトの工事関係者のOH&Sの確保を図るマネジメントが最優先課題であること
・経営幹部の OH&Sの確保に関わる確約
・事故と損失の最小化
・関係法規の遵守
・組織をあげ、全員参加による OH&S の確保
では、安全プログラムの策定と運用以降は次回とします。