ISO 12100関連のリスクアセスメントをシンプルに

Design Safety System

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こんにちは、

新しい年度にむけて、ISO 12100関連のリスクアセスメントをシンプルにお話ししたいと思います。ISOとは国際標準化機構のことで、世界中のさまざまな分野で品質や安全性などの基準を定めています。リスクアセスメントとは、事業やプロジェクトにおけるリスクを特定し、その影響や確率を評価し、対策を立てることです。ISOでは、リスクアセスメントには下の5つのステップを欠くことはできないとしています。

 
  1. リスクの文脈を設定する
  2. リスクの特定を行う
  3. リスクの分析を行う
  4. リスクの評価を行う
  5. リスクの処理を行う
下の表は、上のステップにおける具体的な方法やツールを示しています。
ステップ 方法・ツール
1. リスクの文脈を設定する ・事業やプロジェクトの目的や範囲を明確にする ・関係者や利害関係者を特定する ・リスク管理の方針や基準を決める
2. リスクの特定を行う ・リスクソースやリスクイベント、その結果や影響を洗い出す ・ブレーンストーミングやチェックリスト、SWOT分析などを活用する
3. リスクの分析を行う ・リスクの影響や| 確率を定量的または定性的に評価する ・リスクマトリックスやモンテカルロシミュレーションなどを活用する
4. リスクの評価を行う  ・リスクの重要度や優先度を決める ・リスク管理の方針や基準と照らし合わせる ・リスク受容度や応答戦略を決める
5. リスクの処理を行う ・リスクに対して回避、軽減、移転、受容などの処理方法を選択する ・リスク処理計画を作成し、実施する ・リスク処理の効果や効率を監視し、改善する
  以上がISOのリスクアセスメント手法についての簡単な説明です。この手法は、事業やプロジェクトにおける不確実性や変化に対応し、成功確率を高めるために役立ちます。ぜひ今までの記事とご一緒に、ご参考に。
 
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